マジュロ環礁は57の小島が100kmにわたってつながる細長い楕円形で、その約半周に及ぶ50kmが舗装道路で結ばれ、1つの長い島をかたどっている。
島の幅は一番細いところで2kmほどであり、最高地でも海抜6mしかない。
マジュロには約2万4,000人の居住者がいる。環礁の北東部に、首都マジュロの中心地である3つの島、すなわちダリット(Darrit)、ウリガ(Uliga)、デラップ(Delap)、の頭文字をとってD.U.Dと呼ばれる地区がある。
空港からD.U.D方向(東)へ8kmほどのところに、ブリッジ(橋)がある。これは、マーシャル諸島共和国内にある唯一の橋である。
デラップ地区はマジュロ橋を越えた辺りから始まり、この地区には、政府機関や議事堂、病院などの中途機能が集中している。またデラップ・ドック(港)は離島への定期船やコプラ回収船の母港であり、大きな貨物船や客船も入港できる規模と設備が備え付けられている。
ウリガ地区は、ダウンタウンとも呼ばれるマジュロの中心地で、一番賑やかな地区だ。ホテルやレストラン、ツアー会社やスーパーマーケットが集まっている。ウリガ地区にはデラップ・ドックより一回り小さい港(ウリガ・ドック)があり、ここには日本からのマグロ漁船が入港する。
ダリット地区のことをローカルの人はリタと言い、舗装道路の北端にある集落だ。ここは主に住宅街となっており、観光客が出掛けることは少ない。ちなみに空港からリタの端(道路の終点)までは約17kmある。
空港からブリッジ(橋)までの区間はロングアイランド地区で、ここには日本大使館、アメリカ、及び台湾などの大使館がある。
空港を西へ進んで、環礁の南西部へ行くとローラ村があり、道路もここで終点となる。ローラ村には伝統的で素朴な暮らしがあり、19世紀の終わりにこの環礁を「太平洋の真珠の首飾り」と呼んで愛した「宝島」の筆者ロバート・スティーブンソンの気持ちが理解できる。
空港からのアクセス
空港から主要ホテル間は、ホテルの無料シャトルバスを利用できる。タクシーの場合はマジュロの中心外まで30分で3米ドルとなる。
マーシャル諸島観光局
空港から街へ入り、電話局の大きなアンテナを過ぎて次のガソリンスタンドの手前、道路の右側に観光局の看板を見つけることが出来る。営業時間は、平日の午前8時〜午後5時(ランチはクローズ)。いろいろな資料を用意してある。
Marshall Islands Visitors Authority
TEL:625-6482
E-Mail:tourism@ntamar.com
http://www.visitmarshallislands.com
郵便局
郵便局は、ウリガ地区のRREスーパーマーケットの隣と、デラップ地区のギブソンズ・スーパーマーケットの隣の2ヶ所にある。平日は午前8時30分〜正午と午後1時〜午後4時まで、土曜日は午前8時30分〜午前11時まで利用できる。
メディア
マジュロにはAMラジオ“V7AB”(1098ch)が1局あり、これは離島でも受信できる。ケーブルテレビは18チャンネルある。テレビは英語での番組がほとんどだが、NHKワールドもリアルタイムで放送されている。新聞は木曜日発売の“The Marshall Islands Journal"がある。
医療サービス
マジュロには80床を持つ近代的な公立病院“Majuro Hospital”(TEL:625-3355/急患625-4144)と、民間の診療所“Majuro Clinic”(TEL:625-6455)がある。
また、潜水病など緊急の場合はクワジェリンの軍施設病院に搬送されることもあるが、その場合はダイビング旅行保険に必ず入っておく必要がある。一般の診察は受け入れていない。
空港会社
コンチネンタルミクロネシア航空のチケットオフィス(TEL:625-3209)は、ホテル・ロバートレイマーズの1階にある。国内線の手配はエアー・マーシャルアイランド航空(TEL:625-3733)で、オフィスは観光局の向かいの建物。アロハ航空のチケットオフィス(TEL:625-7090)は、エアーマーシャルアイランド航空のオフィス内にある。
タクシーとバス
マジュロのタクシーの屋根には日本と同じようなマークが付けられているのでわかりやすい。タクシーは乗合方式で、自分の行きたい方向へ走っている空席のあるタクシーに手を振れば止まってくれる。D.U.D内なら一人50セント。D.U.Dから橋を超えるとしばらくは1米ドル。大使館などのあるロングアイランド地区まで行くと1.5米ドルとなる。空港から西側の地域へは、基本的にタクシーは行ってくれない。
レンタカー
免許証は日本の有効なライセンスがあれば30日間認められる。スピード制限はD.U.D内が時速25マイル、教会や学校付近は15マイル。また島では歩行者優先なので、安全運転に心がけたい。
マジュロのアクティビティ
美しい島のビーチでリラックスしているだけでも時間を忘れてしまうが、マジュロにはさまざまなツアーを用意しているオペレーターがあり、滞在を楽しむことができる。
マジュロの観光シーズンは、ほぼ通年良い。6月〜10月上旬は風も弱く、海も凪ぐ。1月〜5月は北東からの貿易風が吹くが、晴れの日が多い。ただし、11月〜12月上旬は雨が多く、海が荒れる日もある。
ダイビング
マジュロでのダイビングは、日本人ダイバーの間で人気が急上昇している注目のスポット。海中は、世界でも類を見ない素晴らしい珊瑚礁が広がり、ミクロネシア・ブルーと呼ぶにふさわしい抜群の透明度を誇っている。
外洋でのダイナミックなドリフトダイビング、魚影の濃いパス(水路)でのダイビング、じっくりフィッシュ・ウォッチングを楽しめるラグーン。環礁という海の特徴を活かしたダイビングスポットの数々、ベテランからビギナーまで十分に満足できる。
また、ライセンスを持たない人のための体験ダイビングツアーも催行されている。
ダイビング料金は1日2ボートダイブで90米ドル〜。
シュノーケリング
環礁内にはサンゴから出来た真っ白な美しいビーチがいくつもある。小島でピクニックをしながら、目の前に広がるラグーンをシュノーケリング。浅い海にもサンゴはびっしりとあり、カラフルな魚たちを観察することができる。
マーシャルはサンゴの保護を心掛けているので、サンゴには触れない・壊さないよう十分な注意が必要。
シュノーケリングツアー料金は約5時間で40米ドル〜。
フィッシング
ジギング・キャスティング・ボトムフィッシングも楽しめるが、マジュロでは是非とローリングにチャレンジして欲しい。マーシャル近海は良好な漁場となっており、大きなカジキをヒットするチャンスも多い。
釣った魚は基本的にキャプテンの物となるのだが、少し分けてくれるように頼んでみよう。あっという間に。刺身にさばいてくれたりする。
フィッシングチャーター料金は半日250米ドル〜。トローリングの場合はプラス50米ドルくらい必要。
シーカヤック
おだやかなラグーンの中を、シーカヤックで渡る。波の音や海鳥のさえずりを聞きながら、シーカヤックなら自然の雰囲気に溶け込んで進むことができる。
シーカヤック半日レンタル20米ドル〜。ガイドと一緒に参加するコースもある。
カヌーツアー
マーシャルの伝統的なカヌーに乗ってラグーンクルーズ。また、カヌーを作っている場所も見学ができ、説明(英語のみ)など聞くことができる。
1時間20米ドル〜。濡れても良い格好で参加すること。
島内観光
マジュロの島をぐるりと一周する半日のツアー。ヤシの並木道を走り抜け、車窓の両側に海を眺めることができる、マジュロならではの光景だ。本当に長細い島だと実感することができる。
半日25米ドル〜。最少催行人数もあるので、事前に問い合わせが必要。
旅行会社とダイブショップ
マーシャル・アイランド・ツアーズ Marshall Islands Tours (TEL:625-5483)
2003年にスタートしたばかりの現地旅行手配会社。ホテル・オプショナルツアーの予約手配など、マジュロでのツアーならすべて扱っている。日本人スタッフが常駐しているので、安心して頼める。
またここのツアーを申し込んでおくと、24時間、日本語緊急ダイヤルを受け付けてくれるサービスもある。
マーシャル・ダイブ・アドベンチャーズ Marshall Dive Adventures (TEL:625-3483)
ホテル・ロバート・レイマーズにあるマーシャル諸島で一番の老舗で、マーシャルの海のことを知り尽くしている。日本人スタッフも常駐しており、きめこまやかなガイディングをモットーにしている。
ダイビングの他、シュノーケリングツアーやシーカヤックツアーも催行し、フィッシングチャーターもアレンジしてくれる。
バコ・ダイバーズ Bako Divers (TEL:625-2525 内線140/141)
アウトリガーホテルにあるアメリカ人経営のダイブショップ。シュノーケリングツアーも催行する。
http://www.bakodivers.com
E-Mail:jerryr@ntamar.com
ヤックエ・ダイバーズ Yokwe Divers (TEL:625-1796)
2002年にオープンしたダイビングサービス。ダイビングボートチャーターやフィッシングボートチャーターを催行。
http://www.divemarshallislands.com
E-Mail:yokwedivers@hawaii.rr.com
マジュロの観光スポット
アウトリガー・カヌーレース Outrigger Traditional Canoe Race
マーシャル諸島カップの名称で、毎年5月第一週末に、地元アウトリガーホテルが主催するカヌー大会。マーシャル諸島の全環礁から代表チームが参戦し、
その年No.1のカヌーを競う。スピード感溢れ滑走するカヌーを間近に見ることができる。
全ミクロネシア・フィッシング大会 All Micronesia Fishing Tournament
毎年9月第一週末に、ミクロネシアの島々から各島の代表チームがマジュロへ集まり、2日間に渡ってトローリング釣りの大会が開催される。表彰式では
何百キロもある大きなカジキが水揚げされて、迫力満点。また事前にエントリーすれば、トーナメントに参加することも可能である。
ローラビーチ・パーク Laura Beach Park
マジュロ島の西端にあるローラビーチ公園は、地元の人にも人気のピクニック場。シャワーやトイレの簡易施設もある。入園料は一人1米ドル。
アレレ博物館 Alele Museum
マーシャルの文化や歴史に関心があるのなら、アレレ博物館がある。ダウンタウン内にあり、月〜金曜日は午前9時〜正午と午後1時〜午後4時まで開館している。
マジュロ平和公園 Majuro Peace Park
街から空港へ向かい、空港を過ぎてすぐ右手側にマジュロ平和公園が見えてくる。この公園は、日本政府が第二次世界大戦中に太平洋諸島で戦没した人々の慰霊と、この地域の恒久的平和を願って造った記念の公園である。
アネモネ島 Anemanet Island Picnic
ダウンタウンからボートで20分の距離にある島。バーベキューのコンロなどがあり、週末には地元の人で賑わうピクニックの島。島の前のラグーンはいつも穏やかで、シュノーケリングやシーカヤックにも最適。
カロリン島 Calalien Island Picnic
ダウンタウンからボートで30分の距離にあり、白い砂浜が印象的な島。島の前の海は浅瀬まで元気なサンゴでギッシリ。ダイビングツアーの休憩所にも使われる。
キディネン島 Kidenen Island Picnic
ダウンタウンからボートで25分の距離にあり、簡易宿泊施設がある。無人島の雰囲気を残しながら、便利なキャビン(小屋)が用意されているので快適に滞在できる。希望であればキャンプでの宿泊も可能。
RREシャコ貝養殖所 RRE Clam Farm
ロングアイランド地区にある大シャコ貝の養殖所。数センチの赤ちゃん貝から育てて、世界中の水族館などに輸出している。大きいものになると1メートルほどまで成長している。事前に問い合わせが必要。(TEL:247-2526)
タボラー・コプラ工場 Tabolar Copra Processing Plant
マーシャル諸島の主要な産業であるコプラを製品化する工場。離島から運び込まれたコプラからココナッツオイルやココナッツ石鹸を作る過程を見学できる。工場はデラップドック港内にある。(TEL:625-3494)
|