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コスラエは自治区と呼ばれる4つの地区に分けられる。すなわちレロ、マレム、ウトウェ、タフンサクの4地区である。コスラエ島の東側、レロ湾に面した街がコスラエ州の行政の中心地トフォールで、対岸のレロが商業地区となっている。しかし小さな建築物がぱらぱらと建っているという感じで、州政府があるようには思われない静けさである。レロ島にある古代の石造都市の遺跡は、ポンペイのナンマドール遺跡とならんで考古学上注目されている。

コスラエ島へのアクセス
コンチネンタル航空がグアムとホノルルをアイランド・ホッパーで結んでいる。この間を飛ぶコンチネンタルの便はすべてコスラエに立ち寄る。コスラエからグアムへはポンペイとチュークを経由してを週3便、ホノルルには週3便がマーシャル諸島のクワジェリン、マジュロなどを経由して運航している。
空港はコスラエ島の北西の人工島にあるオープンエアーの建物で、スナック、電話ボックス、洗面所、レンタカー・ブースのほかに小さい工芸品売り場がある。

空港からトフォールへ
コスラエ空港はオカット港の北の海上にあり、陸とは橋で結ばれている。空港からトフォールとレロへは海沿いの1本道を車で約20分。バスやタクシーなどの公共交通機関はないが、フライトに合わせてホテルの車が迎えに出ている。あるいは、空港でレンタカーを借りる。
空港から北に少し走ると、絵に書いたような白い砂のビーチが続き、トフォールまでの間に数件のホテルがある。

コスラエ観光局(TEL:691-370-2228)
観光局は伝統的な藁葺き屋根の建物で、簡単なパンフレットが用意されている。ここでガイドを依頼することもできる。

銀行&クレジット・カード
トフォールにはミクロネシア連邦銀行がある。日本円から米ドルへの両替はできない。クレジットカードは主要ホテル、コンチネンタル航空、電話会社で利用できるが、一般の買い物はほとんどが現金利用。

郵便局
郵便局は月曜から金曜日の8:00〜15:30まで開いている。

遠距離通信
長距離電話はトフォールの中心にある電話局で24時間利用できる。市内通話は無料で、交換手に番号を告げると繋いでくれる。

メディア
ケーブルテレビ局が16チャンネルある。FSMの「Kosraerian Press」が2週間に1度出る。

レンタカー
レンタカー会社は8社ほどあるが、送台数でも約40台しかなく、ホテルで余裕をもって申し込むのが確実な予約方法だ。

ヒッチハイク
コスラエの人々は親切で、道路を歩いていると気軽に声をかけて小型トラックの荷台に乗せてくれることが多い。空港などで迎えの車がなかったりしても、誰かに声をかければ目的地まで連れて行ってくれたりする。

航空会社
コンチネンタル航空(Tel:370-3024)が平日の9:00〜13:00に営業している。

飲み水
水道の水は安全ではない。現地の人々は雨水をそのまま飲んでいる。旅行者は沸騰させるか、あるいはミネラルウォーターを飲むこと。ホテルやレストランも雨水を出すので、沸かした水を頼むようにしたい。

アルコール
旅行者もアルコールを購入するには許可証が必要であり、30日以内の滞在は3ドルをコスラエ警察に支払う。許可証は土産品として人気がある。

コスラエ島のアクティビティ

ダイビング
コスラエは200種類近いサンゴ礁に囲まれて、近年はダイビングを中心に観光開発にも力を入れている。水中での視界は海が荒れる冬場でも30m以上あり、波の静かな夏場は70mにもなる。
レロにあるブルー・ホールは最高のダイビング・スポットであり、さらに南端のヒロシ・スポットは、美しく咲き乱れるサンゴチュウの向うをサメやエイなどが悠然と通り過ぎて行く。
ウトウェ港には、1874年に沈没したレオノーラ号が90年以上手付かずのまま放置されていたし、この附近の海底には未だ発見されていない沈没船が眠っている可能性が潜んでいる。
コスラエ周辺には未開のダイビング・スポットが多数あり、特にウトウェとウルングの間がカマスの大群などが見られることで注目されている。

シュノーケリング&スイミング
コスラエは開発が遅れているだけに浜辺の近くでのシュノーケリングも楽しく、思いもかけない海の生物に出会うことができる。北側から東側にかけてがシュノーケリングに適した場所が多いが、冬場は波が荒れることから、この期間は南側のウトウェからマレムの間の状態が安定している。シュノーケリングでもカラフルな熱帯の魚のほかロブスターやシャコ貝、見知らぬ海の生物と出会える。

コスラエ島のダイブ・ショップ

日本人が経営するダイブ・ショップが1軒とホテルに属している数軒のダイブ・ショップがある。

フェニックス・マリーン・スポーツ Phoenix Marine Sports(TEL:691-370-3100)

ポンペイとコスラエで営業している日本のダイブ・ショップで、友好的なスタッフが「安全こそ楽しみの基本」をモットーに最新の設備を備えて行き届いたサービスを提供してくれる。海中写真の撮影の初心者にはアドバイスもしてくれる。日本での連絡先:Tel. 03-3459-3935(株)フェニックス海外事業部。

コスラエ・ノーチラス・ダイバー Kosrae Nautilus Divers(TEL:691-370-3567)

同名のリゾートにあり、オーストラリア人の経営で英語が通じる。最高10人のダイバーを運ぶことができる大型ボートを所有している。2タンクのボート・ダイブは昼食を含んで90ドル。

スリーピング・レディー・ダイバーズ Sleeping Lady Divers(TEL:691-370-3483)

2タンク・ダイビングが85ドル。シュノーケルの半日ツアーが45ドル。

コスラエ島周辺の観光スポット
太平洋戦争の遺物

トフォールの南にあるサンスリク村の小学校には、旧日本軍の2台の小型戦車の残骸がある。さらに南へ行くと旧日本軍司令部が置かれていたマレム村があり、コスラエで戦死した日本人のために、コスラエ・日本友好協会によって建てられた小さな記念碑がある。
さらに南のイェセング村には、同じく旧日本軍の地下豪がビーチに沿って残っている。

レロ島 Lelu Island

レロ島はコーズウエイによってコスラエのトフォールと結ばれている小島。国立博物館があり、15世紀の都の跡がレロ遺跡、バサルト遺跡として残っている。島の高台にはかつて旧日本軍の監視塔が設置されていた場所があり、港が一望できる。

レロ遺跡 Lelu Ruins

レロ遺跡の建設が始まったのは西暦1250年頃からと推定されている。1400年頃にはコスラエ島全体がレロの王朝に支配されていた。全盛期には、レロ島の3分の1以上を城壁で囲んだ要塞で、ナンマドールの遺跡と異なって、石の壁で区切られた区画で構成されており、より高度な計画性があったことが窺える。遺跡の中央には運河が流れ、礼拝堂や高官の住居跡、そして国王や王族の墓と見られる場所がある。
レロ島を囲む海岸に沿った道路には住居があり、熱帯植物と重なってこの遺跡を隠すようになっている。住居のすぐ後ろに古代都市が隠されている。

国立博物館 The state museum

博物館は古いヨーロッパ風の建築物で、20世紀の始めに建てられた小さい倉庫のようだ。博物館には、遺跡から発掘された遺物や資料が展示されている。
入館は無料、パンフレット類も無料だが、そのかわりに寄付の形でお金を置いてくる観光客が多い。博物館は月曜から金曜日の午前9時から午後3時まで。土曜と日曜日は休館。

バード・ケーブ  Bird Cave

タフンサクにあるバード・ケーブは岩ツバメの巣があり、中は糞で覆われている。この糞は住民にとって貴重な肥料となる。観光地になっているが、初めて訪れる人は、その臭いに圧倒される。

コスラエ島周辺のツアー

各ホテルで種類は少ないがツアーを用意しているのでそれに参加すれば安心だ。

ウルング村へのツアー
コスラエ島の南西にあるウルング村は船でしか行けない。それも満潮時にしか船を出せないので、出発時間は一定していない。日帰りツアーのほか、ウルング村のビーチにテントを張って1泊するツアーもある。

ウトウェ・ハイキング
ウトウェからフィンコール川に沿って上流へ歩き続けるとフィンコール登山ができる。フィンコール山からの眺望は素晴らしく、まる1日のハイキングコースとして人気がある。

コスラエ島のホテル
コスラエ・ヴィレッジ・エコロッジ Kosrae Village Ecolodge
TEL:691-370-3483/FAX:691-370-5839
http://www.kosraevillage.com/ / E-Mail:kosraevillage@mail.fm

ヴィレッジ・リゾートはマングローブ、ココナッツの木立の中にあり、各バンガローは伝統的なミクロネシアスタイルで、海沿いの白砂の小道で結ばれている。夜になると小道に松明が灯り、幻想的な光景が浮かび上がる。 客室にはクイーンサイズのベットが置かれ、モスキートネットがロマンチックなムードを演出する。屋根は鋭い傾斜をもつ茅葺き屋根で高さが6m、これが快適な室内温度を保ってくれる。

コスラエ・ノーチラス・リゾート Kosrae Nautilus Resort
TEL:691-370-3567/FAX:691-370-3568
http://www.kosraenautilus.com/japanese.html / E-Mail:inquiry@kosraenautilus.com

レロ島への入口にあるホテル。客室はエアコン付き。スキューバダイビングの講習もしてくれる。全16室。

コスラエ島のレストラン

レストランとしてコスラエ観光局に登録されているのは7軒と少ない。ホテルのレストランを除いて日曜日に営業しているところはない。

コリアン・サン・レストラン Korean Sun Restaurant(TEL:691-370-2959)

韓国風刺身とプルコギが有名。

パシフィック・ツリーロッジ・レストラン The Pacific Treelodge Restaurant(TEL:691-370-2102)

同じ名前のホテルの経営で、マングローブにかかる橋の向うにレストランがある。ディナーは中心が肉料理で人気はチキン・テリヤキやたまご料理。ほかにツナ・サンドイッチも評判が良い。

コスラエ・ノーチラス・リゾート・レストラン Kosrae Nautilus Resort Restaurant(TEL:691-370-3567)

アメリカン・ブレックファーストが2〜3ドル、コーヒーは飲み放題で1ドル。ランチはメニューが少なく、ハンバーガーやシーフード・チャーハンなどが4〜5ドル、ディナーは8ドルからとコスラエでは一番の高級レストラン。

アイランド・カフェ Islander Cafe(TEL:691-370-3724)

トフォールの中心にある。カレーライスなど和食もある。日曜日は休み。

コスラエ島の娯楽

コスラエにはいわゆる文化的ショーのようなものはない。人気が高いのはビデオ鑑賞で、レンタル・ビデオショップもあり、アメリカの新作ビデオも出回っている。
ゲームではビリヤードが人気で、女性でもほとんどがプレイできる。

コスラエ島の土産品

典型的なものでは彫刻した木彫りのカヌーやパンダナスで編んだハンドバックなどがある。コスラエのクラフトワークはミクロネシアではレベルが高く、レロの町にはクラフトワークの店が数店ある。